新陳代謝を活発に





唐辛子の刺激的な辛さは、もはや痛みといってもよいかもしれません。唐辛子に含まれるカプサイシンが舌にある神経に触れると、神経内にある「痛み」の伝達物質が脳へと送られていきます。
つまり「辛い」という感覚が、「痛い」という感覚として脳で認識されるということです。なぜ脳がこのような間違った信号を認識してしまうのかは分かっていませんが、とにかく脳はその痛みに対して鎮痛しなければなりません。
そこで脳はカプサイシンを取り除こくために、唾液や胃液をできるだけ分泌します。そのため体内の糖と脂肪を燃焼させて体温を上げて、消化器官の作用を強め、脂肪組織や肝臓へ働きかけてエネルギーを生成するのです。
末梢血管を広げて血流を促進し、体温を上げる働きを起こします。

唐辛子のカプサイシンは非常に面白い刺激性があり、例えば辛味を舌先で感じる唐辛子もあれば、舌の中心で感じるものまであります。
これはカプサイシンには5つの同族体があり、含まれる成分の割合が異なることで感じる味が違うというものです。

唐辛子を適度に食べていると運動に匹敵する効果が得られ、血流を促進して病気にも強くなる健康な体を作ってくれます。