唐辛子の種類





唐辛子には辛味種と甘味種の2つの系統があり、その種類は100種類をゆうに超えます。ここではポピュラーな唐辛子からあまり知られていない唐辛子を紹介していきます。


鷹の爪・たかのつめ(日本)
その名の通りで名前の由来は鷹の爪に似ていることから付けられました。非常に辛味が強く、そのまま使用されることもありますが主に種をとって漬物や炒め物に使用されます。和・洋・中、と幅広く親しまれている唐辛子です。

伏見唐辛子(日本)
辛味種と甘味種の2種類があり、10センチほどの細長い形をしています。市場に出回っているのは未熟な緑色をしたものばかりですが、稀に完熟した赤いものを見ることができます。主に種をとっての炒め物に使用される唐辛子です。

八房・やつふさ(日本)
見た目は鷹の爪にそっくりだが辛味はそれほど強くなく、果実が房を作って成長することからこの名前が付きました。主に鷹の爪の代用として使用されるが、大根と一緒にすりおろす紅葉おろしにするとおいしくいただけます。

チレ・モラ(メキシコ)
見た目は赤いというよりは黒に近い色をしており、干しブドウのような香りを放つ特徴があります。メキシコでは肉を漬けるときの味付けとして使用され、細かく刻めば刻むほど辛味が増してきます。

チレ・パシージャ(メキシコ)
見た目はほどんど黒で、鷹のつめのように細長い形をしています。主に調味料として使用され、すりつぶすか輪切りにするかしてソースにされます。

ハラペーニョ(メキシコ)
メキシコ産の青唐辛子で、最近では日本でも馴染みになっています。市場でも瓶詰めや缶詰にされた酢漬けのものが売られており、生のものが手に入るのは稀となっています。

ピッキー・ヌゥ(タイ)
タイ語で「ねずみのフン」という意味の小さな唐辛子で、辛味がとても強いが、タイでは主にサラダやスープに使用されます。最近では日本でも購入できるようになりました。

ブッコチュ(韓国)
韓国産の唐辛子で、見た目は鷹の爪に似ているが辛さの中に甘みを感じることができます。韓国料理には欠かせない唐辛子で、主に刻むかそのままで鍋に使用されます。