体脂肪をつけない





日頃からダイエットをしている人は分かると思いますが、太るということは1日に摂取するカロリーと1日に消費するカロリーのバランスが崩れることによっておこります。人間の体は摂取カロリーが消費カロリーを上回れば当然に太る、とってもシンプルな作りをしています。
しかし、実際には痩せるには食事制限をしたり運動をしたりと、なかなか出来ることではありません。そこで唐辛子の登場なのですが、唐辛子を食べて痩せるとはどうゆうことなのでしょうか。
秘密は唐辛子に含まれるカプサイシンという成分なのですが、このカプサイシンはエネルギーの消費を高めて脂肪をつきにくくする働きがあります。

人間が消費するエネルギーは「安静時の代謝」「運動による代謝」「食事による代謝」の3つの種類があります。
安静時の代謝というのは、いわゆる睡眠時などのじっとしているときに消費されるエネルギーのことで、エネルギー全体の7割になります。運動による代謝とはそのまま、運動したときに使用されるエネルギーのことで、これがエネルギー全体の2割ほど。

そして食事による代謝というのは、DIT(食事誘発性産熱)と言われるもので、食べ物を食べるだけで消費されるエネルギーです。
食事による代謝はエネルギー全体の1割にも満たないものですが、人間の舌が食べ物を食べたときに「美味い!!」とか「おいしい!!」と感じるとカロリー消費が異なることが分かっています。つまりおいしい物を食べたときの方が、おいしくない物を食べた時よりもカロリーを消費するということです。
DITとはこのエネルギー消費の変化や、食べ物の吸収や消化に使用される特異動的作用のことです。

ではこの食べることで消費されるエネルギーであるDITと唐辛子の関係について説明します。先ほどの紹介の通り、DITを高める食品こそがダイエットに効果のある脂肪がつきにくい食品であると証明できます。
これは実際に実験による検証が行われたのですが、ラット(ねずみ)に唐辛子に含まれるカプサイシンを数週間継続したところ、ラットのDITが高まり脂肪が明らかに減っていたのです。
人間でも同様な効果が見られ、さらにDITだけでなく安静時の代謝も高くなっていることが分かりました。
つまり唐辛子は食べるだけで脂肪をつきにくくする食品なのです。