辛くない唐辛子





唐辛子といえば「辛い」というイメージがありますが、唐辛子の研究を重ねていくうちに辛くない唐辛子というものが生まれました。
辛いから唐辛子なのでは??という意見もあるかもしれませんが、別項で説明したとおり唐辛子にも甘味種という辛味が弱い性質もものもあります。
しかし辛くない唐辛子は辛味種の唐辛子とほとんど同じの性質を持っているのです。つまり辛くない唐辛子でありながら、辛味種の唐辛子と一緒の効果を得られるということです。

その唐辛子は「CH−19甘」と呼ばれる品種で、1980年代にとある研究科によって開発されました。そしてそのCH−19甘は今までの辛味種の唐辛子の同様な体温上昇効果や脂肪燃焼効果が見られることが分かったのです。
CH−19甘には唐辛子の辛味成分であるカプサイシンと似た物質を含んでおり、その物質はカプシエイトと名づけられカプサイシンと同様の生理作用があることが証明されました。
つまり辛くない唐辛子なのに、食べると辛い唐辛子と一緒の効果が得られるという、ちょっと変わった唐辛子なのです。
さらにこのカプシエイトは多くの食品メーカーや健康食品会社から注目されており、そのうちカプシエイトを使用したダイエットサプリメントのようなものが出回るかもしれません。